こちょこちょシンジ君-マヤさん編-
文・グラブロリ

この小説は以前『HolyBeast』に掲載されていたものを、サイト閉鎖後 執筆者の許可を得て転載したものです。



   

本部の仮眠室。
粗末な簡易ベッドの上に、Tシャツにキュロットという軽装のマヤが横たわっている。

そのベッドの脇にシンジが俯いて立っている。



「いいのよ・・・・シンジ君・・・あなた達の好きにしても・・・・」
ベッドに仰向けに横たわったマヤは、頬をそめ、どもりながらも、はっきりとそう言った。

「あ、う・・・」
あまりのことに、信じられないといった表情でシンジはうろたえた。
そして、どう対処して良いかわからず、マヤから目をそむけて、ギュッと手を握りしめたまま床を見つめている。


・・・・自分は、この子達になにもして上げることが出来なかった・・・・・
マヤはそう思い込もうとしていた。

子供達を命がけの戦いに駆り立て、死よりもなお辛い思いをさせて、今尚彼らを死地に送り出し続けている。
特に目の前のこの少年は、そのため負った心の傷が元で、つい先程己が魂の欠片ともいうべき少女の一人を失っているのだ。

『私は、この少年に裁きを受けねば成らない』
マヤは頭の中でそう自分に言い聞かせていた。


「・・・・・いいですよ、マヤさん。あなたの所為じゃないし・・・」
俯いたまま、そう呟くシンジ。


「お願い、私に・・・私に罰を与えてちょうだい・・・・・・」
マヤは立ち尽くす少年に懇願した。

「あなたに何もして上げることが出来なかったのは、私達の罪。罰を下すことができるのはあなた達だけなの・・・・」


「・・・・・そんな、勝手ですよ。僕に酷いことをしろっていうんですか!そんなの、こっちが辛いだけじゃないですか!」
激昂するシンジ。


しかし、マヤの決意も固く、潤んだ目でシンジを見上げながら言った。

「お願い、この想いから私を解放して・・・・助けて・・・・」


・・・・プツン・・・・

シンジの中で何かが切れた。




「「「「手を上にあげるんだ・・・マヤさん・・い、いや、マ、マヤ!」」」」」

4人のシンジ達が言った。



   


こちょこちょシンジ君 マヤさん編
by グラブロリ

   



「笑うんじゃない、だ、黙ってろ!」

「ご、ごめんなさ・・いやははは」

バンザイをしたマヤに覆い被さったシンジは、マヤの脇の下を擽っていた(笑)。


「だ、黙っていろって言ったでしょう!」

「ぷぅ・・・・くっく・・・ダ、ダメェ、ごめんなさいあははははははは」
いきなり弱い所を擽られ、笑いが止まらないマヤ。
我慢できずに身を捩ってシンジの手から逃れようとする。

「「ぼ、僕の言うことなんて聞けないって言うんですね!!」」

ほとんどパラノイアと化しているシンジは、いきなりマヤをうつ伏せにひっくり返した。

「きゃっ」と驚くマヤ。そのときにはもう両手がベッドの鉄柵に結わえられていた。
素早いぞ、シンジ(笑)

「シ、シンジ君・・・・?」
「「うるさい!だ、黙って・・・・」」
怒鳴りつけようとするが、ちっとも迫力のないあたりはやっぱりシンジである。
しかしいつの間にか、バンザイして横たわっているためベッドからはみ出している足首にもスポーツタオルが巻かれ、こちらも肩幅に鉄柵に縛り付けられている。
暴れても手足が傷つかないように、タオルが8の字に結ばれているあたり慣れを感じさせる。

こうしてマヤは、うつ伏せに四肢を固定され、完全に行動の自由を奪われた。


「「「「(くすくす)それじゃあ、お望み通りいぢめて上げますよ、マヤさん」」」」
指をわきわきさせながら、ニヤリ笑いのシンジ達。すごい不気味である。

「シ、シンジ君・・・・?」
シンジのいきなりの変貌に、マヤは不安に襲われた。
しばし、不安に慄くマヤをニヤニヤと見下ろして、何やら思案していたシンジ達だが、そのうち一人のシンジが、人差し指を・・・・
とっ

っと、マヤの背中に無造作に突き立てた。

「ひっ」
ピクンと背中を反らせるマヤ。

とっとっと・・・・・

4人のシンジ達が代わる代わる背中や腰、肩などを突ついてゆく。
連続して指をたたくかと思えば、数秒間隔を空けたりとメリハリのある突つきかたである。
背中が見えないため、いつ何処にくるか解らない指先を、マヤは恐怖に近い思いで待つことになる。

「はぁ、はぁん」
ただ背中を突つかれただけで、頬を染め、悩ましげな吐息を漏らし始めるマヤ。
シンジ達は指先から伝わるピクピクとした反応を存分に楽しんでいる。<変態

「ひぃあ!」
突然マヤは変な悲鳴を上げる。

シンジの一人が、マヤの二の腕をなで上げたのだ。
ちょうど息を吐いた瞬間を狙われたため、マヤは一瞬息もできないほどに震えた。


「黙っててって言ったのに・・・・」
「マヤさんってうるさいんだね・・・(ニヤリ)」

「ご、ごめんなさい」
マヤはシンジの言葉責めにも律儀に謝る。そうすることが自分の使命であると思い込んでいるようである。

「今度は黙っていてくださいよ・・・・」
そう言うと二人のシンジが、合計20本の指をマヤの柔らかなわき腹に添えた。

「ひっ」
次に来るであろう刺激に、マヤは恐怖に引きつった声をもらす。

「「(ニヤリ)」」
苦悶するマヤの表情に、満足げな笑いのシンジ。今度は背中の脇、わき腹に添えられた指のちょうど裏側に、残る20本の指が当てられた。


「あっ・・・・・」
マヤは敏感な部分を押さえられ、緊張に身を震わせる。
少しでも動けば耐えられない、そう思うと余計体の震えが大きくなってくる。


「・・くっ・・・・・・」
マヤは硬く目を閉じ、歯を食いしばって体の震えと戦った。
持ち前の強い意思とモラルが、敏感な彼女をしてシンジの鬼の様な攻撃に耐えさせてた。

しかし、そんな彼女の努力も、シンジ達の前ではただのスパイスにしかならない。

マヤが耐えるほどに口の端が釣上がって行く。、
「「「ふふふ、結構がんばるね、さすがマヤさん・・・・(ニヤリ)」」」

「これではどうかな?」

両脇腹に添えられた十本の指に、ほんの少しだが力が加えられた。
その指はなんら技巧を凝らすことなく、ただ垂直に圧力を加えるのみ。しかし、それだけで火照りきったマヤの体は反応し、ヒクヒクと胴を痙攣させた。

「くっくっくっく」
マヤは枕に顔を押し付けて、必至に笑いを飲み込む。
しかし、体が震えるたびに前後に添えられたシンジの指先が体を刺激し、ますます笑いがこみ上げてくる。

ジタバタと体をゆすりながら持ち前の根性と精神力で、マヤはかなりの長時間(数十秒)、その微妙な状態を耐えた。
うなじまで真っ赤に染めて悶えるマヤに、シンジはご満悦の様子である。<外道

「この位じゃ物足りでしょう?そろそろスイッチを入れてあげるよ、マヤさん。だっぷり我慢してね(ニヤリ)」

[それじゃあ、スイッチを押すよ(くすくす)」
予想以上に粘るマヤにじれたのか、シンジの一人がそう言って一旦背中から手を離すと、万歳をしているマヤの脇の下を、人差し指の先で左右同時にツンと突ついた。

「ひっ!!」
いきなりのショックに、マヤは大きく体を痙攣させた。
いきおい、体が後ろに引けてしまう。

「はっ、くっ」

お腹を引いた反動で、背中側に当てられていた指に力がかかった。
肋骨にあたって居た指が、圧力に耐え切れずにクニッとそれて、骨の間の柔らかい肉に指先が押し込まれる。

「ひぁ!」

わき腹に負けずに敏感な背中を刺激され、今度は体を反らしてしまう。手足を固定された状態のため、当然お腹をつき出す格好になってしまい、またもや10本の指がわき腹を擦り、沈み込む。

「あん、いやぁひゃはははははは」

こうなるともう止めることは出来ない。
マヤはダンシングドールの様にガタガタと体を前後に揺らし、そのたびに容赦のない刺激がわき腹と背中を襲った。
そしてその刺激から逃れ様と、ますます大きく体が跳ね、更なる刺激が敏感な部分を擦る。悪循環である。
だんだんと強くなる指圧に、マヤの体の動きは、坂道を転げ落ちるかのごとく激しさをましていった
「ククク、あははははははは・・・シ、シンジ君・・・イヤァ・・・や、やめてぇ・・うふ。あははははは・・・・」

「言い掛かりはよしてください、僕はなにもしていませんよ(ニヤリ)」
「マヤさんが勝手に暴れているだけじゃないですか(ニヤリ)」
「それに自分でお願いしておいて、もうやめてくれっていうのはあんまりじゃないですか」
「やっぱり自分さえよければ僕のことなんてどうでもいいんですね・・・・・」
ジタバタと暴れるマヤを見下ろしながら、すげぇヒネタ口調のシンジ達。世を拗ねさせたら右にでるものはいないだろう(笑)。

「そ、そんなこと・・・・・いやぁははは・・・な・・い・・ひっあっひっ」
横隔膜をヒクヒクさせながら、笑い転げるマヤ。

シンジ達は嬉しそうに舌なめずりをすると、(こ、こいつら・・・・)お楽しみにかかることにした。

「「自分で暴れているのまで僕の所為にされるんだったら・・・・・」」
「「ほんとに僕がやってやる!!」」

言うが早いか、背中を押さえていたシンジの一人が、マヤの背中にまたがって暴れるマヤを押さえ付けた。
そしてそのまま両手の先を揃えて、トトトと脇の下からわき腹にかけてを連打する。
わき腹を押さえていたシンジ達も、動きが止まった胴体に代って、自ら軟体動物のようなウニウニとした動きを始めた。

「いやぁはははは、や、やめてぇ!!死んじゃうあはははははははは!!!」

目に涙を浮かべて、力の限り抗うマヤ。
しかし、シンジ達のなれた拘束に、わずかに動く手足をばたつかせる以外に身を捩ることすらままならない。
まさか擽られることがこんなにも苦しいこととは知らず、マヤは死にそうな思いでシンジに懇願する。

「お、お願い・・・・もう・・・ひいぃぃ!!」
みなまで言えずに、マヤは絶叫した。
先程からマヤの腰を指でトントンと叩いていたシンジが、ある一点を突いたのだ。

「ここだね(ニヤリ)」
マヤのひときわ大きな反応のあった部分に、悪魔のような笑みで容赦なく指を突き立て、グリグリとかきまわすシンジ。
どうやら触覚の敏感なツボを探り当てたらしい。

「あっ、あっ、はぐ・・・ひぎぃーーー!!」
マヤはそのあまりの刺激に一瞬息を詰まらせ、そのあと気の触れたような悲鳴を上げた。

「あがっ、ひっ!いひひひひ・・・はぅ・・いひゃ・・・きひひひひ」


背中にまたがったシンジは、指先ををドリルの様にまとめるとわき腹に食い込ませて、手を振るわせる。そしてだんだんと指先を広げ、わき腹全体を揺するように揉み解して行く。
脇の下全体渡って点在する幾つかのポイントを、シンジはその天才的な感覚でもって探り当て、指先をえぐり込むように攻め立てた。


「はぐっ、ひっ、いひゃひゃひゃはははは・・あっ、あっ、ひ、あ・・・・・・・」

狂った様に笑い悶えるマヤ。
もはや理性的な思考など残っておらず、ただ酸素を求めて喘ぐばかりである。
その間も、シンジ達の八本の腕は、休むことなく体を這い回っている。<こいつら鬼や



5分程もそうしていただろうか、悶え苦しむマヤを見て悦に入っていたシンジ達だが、マヤが半ば白目を剥いてグッタリしたところで、漸くわき腹の前後に添えられていた指を離した。
力尽きたのか、マヤは開放された後も、はぁはぁと荒い息をはきながら顔をうつ伏したまま、時折しゃくり上げる以外は動くことも出来ないでいた。

そんなマヤを、シンジ達はなにか複雑な表情で見下ろしていた。

「「結構しぶといね」」
「「方法を代えようか?」」
そう言うと、シンジのうちの二人がベッドの足の方に回り、かがみ込んだ。

ちょうど目の前に可愛い足の裏が見える。

荒い呼吸に合わせて、小さくさく上下する足の裏をじっと凝視していたシンジ達だったが、何を思ったのか、備え付けの簡易キッチンから蒸しタオルを二本とお湯を満たした洗面器を持ってくると、汗ばんだマヤの足首をタオルで丹念に拭きはじめた。

「ひぁ、な、何?・・・やぁ、あははははは」
シンジは時折お湯でタオルを湿しながら、やわやわと足首を揉み解すようにして汗をふき取っていった。
どうも、足の裏が汗ばんでいたのが気に入らなかったらしい(笑)

タオル越しに感じるシンジの指の感触に、感覚が喚起されているマヤはまたもや全身をヒクヒクを震わせて悶える。特に、土踏まずの中央を押さえられた時や、親指と人差し指の間にタオルが差し込まれたときなどは、耐えきれずに「ひん」と嬌声を漏らし、あわてて唇をかみ締めるのである。
そしてその都度、シンジ達はこちらが見えないのを良いことに、ニヤリと邪な笑みを浮かべるのであった。

「「よし、終わり」」
凝り性のシンジは、どこからか韓国式の垢すりまで持ち出して、踵の角質から、指の間の垢まで丁寧に拭い、ネイルケアまで行ってやっと満足したようだ(笑)。
最後に硬く絞ったタオルで強く水気をふき取り(このときも大きな声が漏れた)、やけに念入りに足を清め終えた。
さらに今度はドライヤーを持ち出してくると、温風で足をゆっくりと乾かして行く。
やがてマヤの足は生れてこのかた濡れたことなどないといった感じに乾かされ、綺麗ですべすべで、無防備な姿をさらしていた。

マヤが足への責め苦が一段落して、ほうとため息をついていたところに、今度は何かサラサラした感触が足の裏から伝わってきた。
なんとか首を巡らせて足元を見ると、シンジがなにか白いものをぱたぱたやっている。
どうやら足首に小麦粉を振っている様である。

「「ベビーパウダーの代りですよ(ニヤリ)」」
「「これを付けるとすべりが良くなるんです(ニヤリ)」」

(ひっ!)
その言葉の意味する所を悟り、マヤは恐怖に目を見開いた。

今、シンジの目の前には、感覚を極限まで高められ、磨き上げられ、粉を塗ってサラサラの表面をした足の裏が二つ、恐怖と緊張から小さく窄められた状態で鎮座ましましていた。

シンジ達は自分達の作品であるその足の裏にうっとりと見とれていた。
控えめにみても変態さんである(笑)。

「「「「ニヤリ」」」」<本気を出すときの、特別いやらしい邪笑。

ふっ。
まず二人のシンジが、余分な粉を吹き飛ばすために足の裏を強く吹いた。

「あっ、はっ」
マヤはそのむず痒い感触に、足首をすぼませてモジモジと身悶えする。
足を揺り合わせようとするのだが、しっかりと結ばれたタオルにより、足首がクルクル回るばかりである。
「ひぃあ」
どうにも成らないもどかしさに、マヤは首をそらせ、引きつった喘ぎ声を上げた。
その悩ましげにむずがる姿は、シンジにもっといぢめてくれと言っているようなものである(笑)。

「ダメだよ、足の裏はちゃんと伸ばしておかないと・・・・」
ニヤニヤと、いやらしい笑みを張り付けたまま、ベッドの両脇のシンジが、マヤの脹脛のあたりにつと中指と人差し指を立てる。

「あぐ」
かみ締めていた口から、やはり悲鳴が漏れる。シンジは満足げにうなずくと、指先を小刻みに振るわせながら、踵から、脹脛、膝裏、やや内腿よりの太股と敏感なラインにそって指を上下させた。

「ひぃ、あ、はっ、ひぃぁはぁあぁぁん」
散々全身を擽られ、神経過敏になっていたマヤがその刺激に耐えられるはずもなく、あられもない声を上げた。
マヤのその枕に顔を埋めて、必至に笑いを堪えてヒクヒクと体を震わす姿は、シンジの劣情をいやがおうにもかき立てる。
シンジは4本の腕をフルに使い、腿の裏を指先でこちょこちょやりながら、触れるとピクンと震える脹脛を、触れるか触れないかの微妙なタッチでなぞったりする。
「ははは、ひぃあ、は・・・ひっ。ひっく・・・あ、は・・・はぁん」
ついに耐えきれなくなたマヤは、嗚咽交じりの嬌声をもらし始めた。

シンジの執拗な足への責めに、限界まで反りかえった足首を見て、満足げにうなずくシンジ達。

((((ニヤリ))))
「「感じているんだね・・・足首が反ってるよ(ニヤリ)」」

「う、うそ・・・そんな・・ひぁははああん」

「(くすくす)マヤさん、いぢめて欲しいなんて言うから変な人かと思ったけど・・・・」
「(くすくすくす)擽られて感じるなんて、ショタでマゾの上に変態さんだったんだね(ニヤリ)」

「そんなこと・・・ち、ちが・・あ、あぁぁひぃぁぁ」
マヤは肘を付き、体が動く範囲一杯に上体を反らして悲鳴を上げた。

さらけ出された喉元がピクンと振るえる様を見て欲情したシンジが、すっと手を出して肩口から喉を、しゃくりあげるようにして指を這わせた。

足の指まで桜色に染めたマヤが、指に押されるようにますます体を弓成りに反らせて、全身をふるふると震わせる。
美人といってよい妙齢の女性を体を自分達の指で自在に刺激し、乱れさせ、痴態を引き出させることに、シンジ達はソクゾクとした快感を感じていた。<鬼畜!

しばし、仰け反り、震える女体を鑑賞していたシンジ達。
頃合はよしと、シンジは薄く粉を噴いて、ピンと伸ばされた土踏まずのあたりを擦るように、素早くピンと指先で弾いた。
「はぐっ!」

指によるものとは思えない、微細なタッチにマヤは息を詰まらせる。


「「行くよ・・・・」」
言いながら右足担当のシンジは、指の付け根から踵までを、揃えた4本のての指の平でつぅと一機になぞり上げた。

「ひぎぃ!!」
これまでで最大級の刺激に、全身を限界まで海老反らせてあられもない悲鳴で泣き声を上げるマヤ。
その瞬間を待っていたように、左足のシンジが、足の裏の中央やや前よりの部分を少し強めに擽った。
乾燥し、粉をふった足の表面はシンジの指の力を満遍なく神経に伝える。

「あ、ぐっ!あっ、やっ・・・・いやぁあーーーーーー!!」

涙を流して絶叫するマヤ。その声に聞きほれながら、二人のシンジは左右の足の裏を20本の指で同時にこちょこちょした。

「いやぁーー!!、や、やめて・・・・ヒック・・ひぎ・ああ・・・・いや・・・・」
マヤは顔を涙を零しながらベッドが壊れるかと思うほどの勢いで手足をばたつかせ、体をくねらせた。
しかし、しっかりと結ばれた手足の戒めは緩むこともなくマヤを拘束ており、その抵抗はシンジを楽しませるだけである。
泣き叫んで悶えるその淫靡な姿に、シンジ達は指を動かしながらも、しばし、ほうと見惚れるほどであった。

シンジは足の裏の反応を確認を一通り終えると、そこで一旦足からは手を話した。
彼らなりの計算があるようである。



次にシンジの一人が、ゆっくりとマヤのお尻の上にまたがった。

肩甲骨のしたのあたりの、自分では決して刺激することの出来ない部位に10本の指を立てる。
そこでのセリフが、「今日のテーマは指先の圧力です♪」
躁状態になっているので、言っていることも訳がわからないシンジである。

とにかく、そのまま一気に指先に体重をかける。

「がっ、ひぁぁあ」

息の詰まるような衝撃のあと、腰から首筋まで電気が走り、口元をガクガク震わせてマヤは退け反った。
シンジは指先の力を弱めると、今度はマッサージの様に円を書くように手をクイッとまわす。
その瞬間、マヤは背骨を走った電気が、全身に広がったかのような衝撃を受けた。
「はぁぁん」と引き締めていた筋肉が脱力した声が漏れる。

ぐっ。
「ひぃ!!」

ぐりぐり。
「はぁぁん」

シンジがその怪しげなマッサージを数回繰り返すうちに、だんだんとマヤの全身が弛緩と緊張を繰り返し、手の動きに合わせてヒクヒクと痙攣をするようになってきた。

「「きゅぴーん!!」」<口に出すなよ
そのときをベッド脇に控えて待っていた二人のシンジが目を光らせた。

両手を熊手の形にして、わき腹の少し後ろ、胴体の真横を左右から挟み込むようにグッと押し当てる。それだけでマヤは首を仰け反らせて「はぁん」とうめく。その悩ましさ。

「「けけけけ、行くぞ、まるちぷるたいたんぱあー!!」」
既にいっちゃっているシンジは、ワザの名前を叫ぶと、マヤが乱れる呼吸で必至に息を吸い込んだ、体の緊張した瞬間に、硬く固めた10本の指先を小刻みに振るわせながら、情け容赦なくグリグリグリィと押し込んだ。
肋骨を擦るコリコリした感触と、皮膚の刷れるごっごっという音が指先から伝わってくる。

「ひぃ!!あっ、あがぁ・・・ひっひっひっひぃ・・ヒック、ひぃあはぁ・・ひあああん!!」
鉄柵に縛り付けられた手足をガンガンとさせ、泣きながら悶えるマヤの姿は、普段の清楚の雰囲気からは信じられないような妖艶な色香を発している。また、その姿とイメージのギャップが、シンジを更に興奮させ、駆り立てた。

「ひっひっひ、可愛いぞぉ!マヤさん!!」<もう理性ゼロ
わき腹の指は、こちらは力をこめたまま、ぐりぐりと回される。
そして残った片手を、Tシャツの首筋からさし込むと、肩甲骨と肩の間を指先にそっとなぜる。

「ひぃ・・・あ・・・・ひぐ・・・・・」

わき腹と、背中、肩と多方向から同時に攻め立てられ、マヤは全身の筋肉の弛緩を短いイ間隔で同時に行うことを余儀なくされた。
そのため、真っ赤に染まったマヤの殻だは、ヒクヒクと痙攣しながら波打ち、呼吸も浅く、速く、不規則になり、口はだらしなく半開きのままである。
時折ガクガクと口が動くのは懇願の言葉を発しようとしているのだろう。しかし、それが果たされるほど、シンジの擽りは甘いものではなかった。


「くっくっくっく、とどめだぁーーー!!うけけけっけっけっけ」
最後に残ったシンジが、人体最大のポイント、足の裏を両手で攻撃した。
先程のデータがあるため、最初から最大戦速である。
つま先から引っ掻くように爪を走らせ、土踏まずの所で、5本の指をバラバラに上下させる。
そのあと、綺麗磨かれた踵に、強く爪を押し当て、ひねる。
そしてまた、土踏まずに戻って、グリグリこちょこちょする。
「いやぁぁぁぁーーーーー!!」
極限までの擽ったさに、マヤは涙で顔面をくしゃくしゃにして泣き叫ぶ。

同時に左右に陣取ったシンジも、首筋に突っ込んでいた手を、脇の下に移動させ、今度は微細なタッチでの擽りを慣行した。


「ひぃぎぃーー!!あぐ、いやぁぁぁーーーー!!!いーーーっひっひいい!!」
容赦無しの八点同時加重攻撃に、何処にそんな力が残っていたのか、とてつもない悲鳴を上げるマヤ。

そして数秒後、マヤは完全に沈黙した。




    *    *    *    *
    


「ふぅ、やっと寝てくれた・・・・」
「思ったより大変だったね、タオルを解いておかなきゃ」
「大変なんだね、いくら激務が続いて神経が昂ぶって眠れないからって、こんなことまでして・・・」

「いや、アスカから聞いたらしいよ、これやったあとは朝までぐっすりだったって」
「「「あっ、そういうことね(^_^;)」」」

「しかし、マヤさんって思い込みがこんなに激しい人だっとは・・・・」
「完全に填まり込んでいたみたい・・・」

「けど、途中から本気で嫌がっていなかった?」
「「うん、そんな感じが・・・・・」」
「別にどっちでもいいんじゃない?こっちは頼まれたことをしただけだし」
「「「それもそーだね。気にしない気にしない(^^)」」」

「さっ、次に行こう。スケジュール詰まってたでしょう?」
「アスカの次にマヤさんでしょう?今日はきついメニューだよね」
「マヤさん、簡単にすませてくれるって言ってたのに・・・・」
「それにしても夜勤回数増えてない?」
「うん、僕達が出張サービス始めたころから泊まりの人が激増したんだって」
「そんなに忙しいのかな?・・・・えっと次はリツコさんか・・・」
「シュチュエーションは?」

「えっと(ぱらぱら)・・・ドアを開けてもらったあと、黙って部屋に押し入ってそのまま有無を言わさずに押し倒す・・・だってさ」

「・・・・・何それ、リツコさんの趣味?」
「みたいだね(汗)」
「そのくらいで済んでよかったよ、僕はてっきり猫の格好でもさせられるかと思っててた」
「あっ、それはこの前僕がやったんだ(^_^;)」
「「「・・・・・・・(^_^;)」」」



「それと思ったんだけど・・・・」
「ひょっとしてこの設定って前に父さんがリツコさんに使った手なんじゃない?」
「・・うん・・・きっとそうだよ」
「男の風上にも置けない生物だね」
「今度綾波に言ってお仕置きしてもらおう」
「「「そうだね」」」


ゾロゾロと部屋を出て行くシンジ達。
後には天国と地獄を同時に見たような顔で眠るマヤの姿があった。



『こちょこちょシンジ君 マヤさん編』・完

『こちょこちょシンジ君 リツコさん編』に続かない



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